名古屋で味噌汁

「京都でスタバ」・・シリーズに続き
新シリーズ、「名古屋で味噌汁」。

「名古屋でビール」でもいいのですが

名物の多い名古屋とはいえ、
京都まで行ってスタバで長時間すごしたこおろぎは
今回は一番美味しかったものは・・と聞かれたら
空港で買った90円のお味噌汁!と答えるかも。

伊勢うどんも大いに気に入りましたけどね。

あ、N君の結婚式のお料理はもちろん秀逸で、
披露宴開始のとき、和食の料理長と
洋食の調理長がお二人登場して
ごあいさつなさっただけある最高のお料理でした。

が、
旅の途中B〜H級グルメの中では
やっぱり空港の90円のお味噌汁でした。

さて
この王冠、シンデレラの王子様か
白雪姫のママのものか・・・

鳥羽のミキモト博物館のモノです。

この博物館・・というか美術館はこおろぎを狂喜させました。
真珠好きのこおろぎにとって
真珠の養殖のプロセスは感動的で
学芸員の方に質問攻め。

天然の真珠って
たまたま貝の中に入ったハエとか砂粒とかを核にして
貝が膜を作っていくなんて
ご存知でした?
つまり養殖の真珠というのは
そのハエとか砂粒の代わりに
他の貝の破片を埋め込むわけで

つまりその

埋め込まれたものに対して
ガイトウ膜が反応する。

これぞ生命の驚異です。

で、

破片を埋め込むだけなら
まあ

ああそう?
で終わるのですが

他の貝の
ガイトウ膜の破片も一緒に埋め込むというのですから
驚き。


他の貝のDNAと
母貝になるアコヤ貝のDNAのどちらの
影響を得て真珠が育つか、
これ、
大疑問でしょ。

真珠の色、性質、いずれにも影響があるはず。


真珠を育てるある物質が分泌されるというのですが
もう大変、
結婚式の前、
もう時間がないのに
こおろぎは不思議で不思議で
まじめな学芸員さんをつかまえて

真珠形成におけるDNAの影響と
分泌物質の成分など
あれこれ聞かずにおれませんでした。


同行したカブトムシは
カブトムシとはいえ
水産学博士なのに
何を聞いても
さーね・・とか
どーなんでしょ・・・とか
アホ同然。
自分の専門以外はアホだと確信しました。


ほかの観光客もこおろぎの熱心さにおどろいてましたが
とにかく
そうとうな感動でありました。

結局、
真珠に関しては
カブトムシの教え子のM君が養殖研究所で目下研究中だとわかり、
結婚式直前、今度はM君相手に
質問攻め。

生物学って
こんな風なとっかかりでスタートするものなのだと
思いますね。


結婚式では
隣に座ったO先生はマグロなどのご専門。

そうそう
結婚式前夜は
ホテルのお部屋を訪ねてくださった新郎のN君
彼はウナギの研究の若手トップ。
なぞの多いうなぎです。
生態がまるでわかっていないのです。
結婚式前夜で忙しいN君なのに、彼を相手に
ウナギの生態についてこれまた質問攻めだったこおろぎ。


こおろぎは
やっぱりイキモノが好きです。

生きている存在そのものというより
どうなってんの?
というその不思議さに大関心があります。

今回は
ウナギと真珠が
相当面白いことがわかり、

今後のこおろぎの授業も執筆も方向が変わる予感。


あら、
この美しい王冠とは無縁な内容でした。

あしからず。


真珠だ、ウナギだ
カブトムシがアホだとか
言ってるうちに結婚式に遅れそうになった
こおろぎでした。

鳥羽での格調高い結婚式でこおろぎは何を着たか・・

こおろぎ、金色のものは似合わないので
ずっと避けてきたのですが

心境の大変化があったのか
選んだのは

ブロンズ系の裏地のレースのスーツ。
え?
オバサン風?

いえ、

そんなことないです。
こおろぎ御用達の
ススキノのお姉さまたちがお買い物なさる
某ショップのもの。
価格?
聞かぬがハナ。

でも
厳しいコロ介が
似合う!と言ったので
信じて購入。

お安いので
当然シワにもならず、軽い。

アクセサリーもゴールド系。

こおろぎ、金色に開眼!?
金運上昇の気配か!
ブラボーっです。


国家公務員上級をあっさりクリアしたN君がみつけた
花嫁は
本当に美しかったです。


N君は
広島大学から北海道大学へと
カブトムシに連れられて学びの場を変えながらがんばった3人のうちの一人。
この3人は3人とも
立派な学者、研究者として羽ばたき、
こおろぎは母親の心境です。

師匠について南から北までやってくるというのは
勇気も決意も必要だったと思う。

こんなカブトムシなのに
信じてついてきた彼らがみな
よい職場を得て、よい伴侶をえたことは
教師とその家族として、本当に嬉しい限り。

N君の披露宴最後のごあいさつもまた秀逸でした。

「赴任したときは
誰一人友達も知り合いもなかった僕が・・」


話始めたときすでにこおろぎの眼に涙。


苦難も多い青年だったのに
立派です。

傍らのお母様もご立派。

同じ席にいたH君も
広島大学から北海道大学に連れられてきた一人。
H君は新妻を同伴。
彼もまたすばらしい結婚式をして
私たちを感動させてくれました。


H君の奥さまもまた超美人。
彼女も食品会社の管理栄養士。
キャラ弁のお話をしたら
さっそく写真など送ってくださり、
こおろぎの強い味方になっていただけそう。


嬉しい再会でありました。
彼らの結婚式の格調の高さもまた
記憶に新しいです。


結婚式をしないカップルが増えていますが

結婚式はやっぱりしましょう!

こおろぎ、結婚式の論文いくつか書きましたが
やっぱりこの研究もつづけます。

結婚式はやりましょう、なんどでもやりましょう!


二度やったこおろぎですが
どんどん上手になりますからね、披露宴って・・・


まあ、
できれば
1回だけ、の方がいいのかも。




札幌にもどったとたん、
いろんな手違いで仕事が滞っていて、
寝る間もない大騒ぎ。

身から出た錆
自業自得
サルは木から落ち、
犬はあるいたから棒にあたった・・・


そんな感じの時間が流れています。

でも
大丈夫。

春は始まっています。

「名古屋で味噌汁」は続きます!

今朝8時半。
ゴミを出して
散歩して掃除して
あれこれがんばります。



今日も元気で!