感動のウエディング その1

madam-cricket2007-11-11




こんなに感動した結婚式は久しぶりだった。
カブトムシの教え子カップル、二人とも大阪出身。
待ちに待った結婚式だった。
家族4人が大阪に招待された。こんなことも初めてだった。
カブトムシもこおろぎも一人っ子同士なので身内の結婚式などほとんどない。
大喜びで半年前から家族で日程調節して可能になった。


何から話そう・・


せっかくの久しぶりの関西だったので2泊3日の旅となった。
今日曜日の真夜中。いや
月曜日の早朝。比類なく忙しい月曜日なので、長く書けないので
とりあえず要約。


新郎は小栗旬とか、生田斗真とか、松本潤とか・・・そういうルックスの青年ではありません。でも猛烈に素敵な青年なのです。うちに泊まったとき、母が作った鍋いっぱいの煮物を全部平らげて美味しいおいしいとちゃんと母に言ってくれるような青年なのです。
そして彼女は、何とか賞をとるほどの優秀な女子学生でありながら、猛烈に明るく心優しい女性なのです。彼でなければ結婚しなかったと彼女がいい、彼女でなければ結婚しなかったという、考えればそれが当然なのですが、実に爽やかな二人でした。


近年、結婚は報告だけだったり、身内だけで海外で済ませてきました・・というのが増えています。でも、ご両家がしっかり取り仕切る婚礼というのに久しぶりに出席して
大感動でした・・・。


とっぱじめのカブトムシのご挨拶にはドキドキしたものの、どの場面も素敵な3時間半でした。


結論は、しっかりしたご家庭にしっかりしたお子様が育つ、ということ、

そして煩雑な手続きや努力をこなす、文化的作業を惜しまないことこそ、
「上流の人間」の条件だと確信したことです。

お金をかける、ということだけではなく、
「ちゃんとする」ということです。
「ちゃんと」が問題なのです。
現代的だとか、若い人に任せて・・・ということで
簡素な生活文化を選択してきた戦後の大人たちが
手を抜いた部分がいかに大きかったかを考える機会にもなりました。


ご両家ともご立派でした。こおろぎは新郎のお母様にご挨拶された段階で
号泣。全く泣くような場面ではなかったのにね。・・その理由は次回。


小さい写真は不細工シスターズ。茶色い方がキキ、黒いのがコロ介。
顔が見せられないほど不細工だということもありますが
新郎のお父様と新郎のご挨拶に聞き入って涙こぼしてる二人です。

二人のこの後ろ姿を見ただけでこおろぎはこの結婚式に連れてきてよかったと思ったのでした。


ところで、旅のスタートから寸暇おしんでノート開くコロ介。
「旅の間くらいいいじゃないの?」と言うと
「期末試験だもんねー」
「いつ?月末でしょ?」
「いや、水曜日」
「いつの水曜日?
「次の水曜日」
「今日が金曜日で明日が土曜日で結婚式が日曜日で・・」
「そ、月火すぎたら水曜日!」
「う、う、うそっ・・・」
「みんな死ぬほど頑張ってるかもね!」
「かもね・・・ってか・・・」



ああ、こおろぎはまたドジこいちゃいました。
子供の話を全くきいてないので・・中学3年の2学期の期末テストの3日前に
3日間大阪つれ回し、ジェットコースターに乗りまくり、食べまくり、歩き回ってしまいました。でもまあ、試験など前夜と当日の朝が勝負。頑張ってね・・・


と言って迎えた日曜日、これからパーティーというとき塾から電話。
「今日模擬テストなんですけど・・コロちゃんは?」
「ひえーっ、今大阪です・・」



コロ介に言うと、欠席すると伝えてあるもんねーと堂々としたもの。
あああ・・・ああっ・・・コロちゃん、度胸あるわ。
学力なくても度胸あれば開く未来もあるってもんよ。


でも結論です。3日間自分の部屋で猛烈に勉強するなんてことは不可能で、
それなら絶対に今回の結婚式に主席したほうが意味深かったわ。
シスターズにはすばらしい経験と感動だったのだもの。

モノより思い出・・というコピーがあるけれど
全くその通り。

こおろぎも心優しくなりました。
新郎新婦双方のすばらしいお母様たちにすっかり影響されて
品良く穏やかになることに決めました。


が、しかし、帰りの某航空会社!アテンダント3名クビにしてください!
こおろぎとコロ介二人とも不愉快な思いをしたのですが、
離れて座っていたキキも飛行機降りるなり、こんな不愉快なスチュワーデスさん
ばっかりの飛行機初めてだと言ってました。
思わず店長?呼べ!と言いそうになったこおろぎでした。
これもまた顛末は後日。
暮らしのパレット、11日付けにも書いたけれど、
腹の立つことが続く。
穏やかに批判するなんて無理無理!


なかなか心おだやかに暮らせないもんだわ・・・
修業修業!